めがねのまちから、世界の顔へ。

めがねのまちから、世界の顔へ。

Brand history #03

Sabae Bldg

鯖江のビルのリノベーション

世界を迎える本拠地、
ボストンクラブビル。

1984年の創業から、初の自社ブランドであるJAPONISMコレクションのスタート、東京銀座への直営店のオープン、そして2017年に鯖江に生まれた本拠地ボストンクラブビルディングの開設。ボストンクラブの歴史を振り返る上で、大きなターニングポイントとなった3つの出来事を中心に過去と未来を綴ります。

History 03は、本社であり、鯖江の直営店でもある「ボストンクラブビル」の誕生秘話です。このビルを知れば、ボストンクラブの未来を感じることができるはず。

Section 01

ボストンクラブの魅力を凝縮

2017年10月、リノベーションし、ボストンクラブビルが誕生しました。1Fは直営店「ボストンクラブショップサバエ」。銀座店と同様に、すべてのボストンクラブブランドの眼鏡をお試し・購入ができます。2FはJAPONISMの歴史や技術を知ることができる「ジャポニスムミュージアム」。3Fのラボには3Dプリンタや3次元切削加工機などの最新マシンが完備されており、眼鏡に関する様々な実験が可能です。4Fはフリースペースとして、社内外の方に自由に使ってもらえるように設計されました。ボストンクラブのあらゆる魅力を詰め込んだ、まさに本拠地と呼ぶべきビルです。

Section 02

鯖江に来る理由

ボストンクラブビルの構想が生まれたのは2012年頃。小松原は、ある危機感を抱いていたと言います。「眼鏡の産地として、鯖江は知られるようになりました。でも作るだけで、人が来てくれることはなかった。来ても、眼鏡を見て、買えるお店がぜんぜん足りていません。県外、そして世界中からわざわざ足を運びたくなる場所が必要なんです」。そのひとつの答えが、ボストンクラブと眼鏡の魅力を感じられる、リアルな場としてのビルでした。

「これだけ手間がかかってつくられているんだ」ということが理解されると、商品の見え方は変わります。価格にも十分に納得してもらえるし、愛着を持って大切に使っていただけるようになります。そして、目の前で自分たちの商品を選んで買ってくれる姿は、つくり手冥利に尽きるもの。このビルができて3年。すでにお客さまはもちろん、社員にとっても大きな価値ある場所に育ってきました。

Section 03

100年先を見据えて

来てもらうこと。知ってもらうこと。さらに、ボストンクラブビルを通じて実現したいことがある、と小松原は続けます。「私たちが目指すのは、料理でいえば三ツ星のレストランのような眼鏡です。値段は張るけど最高の技術で作られたもの。これができるのは日本でも鯖江だけ。ここでしか売らない。そういうものを提供できるビルにしたい。いいものを作り続けないと産地は衰退していく。眼鏡づくりは鯖江の文化そのものです。私は100年後も眼鏡のまち鯖江であって欲しいし、次の世代にこの街を引き継いでいくことが自分たちの使命なのです」と。

鯖江に眼鏡の製造技術が持ち込まれたのは、1905年のことだったと言われています。それから1世紀あまりで世界有数の産地になりました。しかし、将来もそうあり続けるためには、このまちで暮らし、このまちで働く私たち次第。ボストンクラブが見据えているのは、自社の未来だけではありません。鯖江という、日本最大の眼鏡の産地であり、自分たちが生まれ育った故郷があってこそ。私たちは常にそれを意識しながら、これからも歩み続けていきます。